営業事務の仕事は担当営業を影でバックアップ、仕事がスムーズに進むよう裏方(オフィス)で支えることです。仕事内容はデーター入力、伝票処理、電話対応など決して華やかなものではありません。
しかし営業のフォローにまわる裏方の仕事は、地味なだけではなくとてもやりがいを感じられる仕事です。外回りで担当営業がお客様の元に何度も何度も足を運び、大きな契約が取れた時には、岡山市で大人気の居酒屋に行った時のように共に大きな喜びを感じます。
逆に担当営業が誠心誠意努力していた案件にも係わらず契約に至らなかった場合は、すごく残念で悔しい気持ちになります。
その残念な思いは仕事をする上ではマイナス面のように見えます。しかし、なぜそのような気持ちになるのかを考えると、それは担当営業と一体となってお客様に一緒に接している意識があり、やりがいを感じているからなのです。
次に営業事務でスムーズに仕事をこなすちょっとしたコツですが、営業事務のお客様への電話対応は担当営業への電話の取次ぎが殆どです。しかし担当営業が外回りで外出中の場合などは、ちょっとした対応や伝言を承ることがあります。
抱えている顧客数は担当営業によって違いますが、電話対応を繰り返していくうちに、名前を聞かなくてもある程度のお客様の声は自然と聞き分けられるようになります。するとお客様が名乗らないうちからどのお客様かすぐにわかり、こちらの方からいつもお世話になっている旨をお伝えすることが出来るのです。
時によってはあまり良い話ではない内容の時もありますが、こちらから切り出すことでお客様の気持ちも悪い気持ちにはならず、トーンが少し明るく変化することがあります。
また、自分自身が仕事をする上でも、誰だかわからない相手に送る書類を作成するのではなく、電話の声からお客様のイメージが浮かんで、知っている人と接しているような気分になります。
相手が見えてくることで、また働く意識が変わります。
営業事務は地味なように見えるかも知れませんが、このように担当営業と一緒になって営業活動を効率化しているという意識と、自分のお客様でもあるという意識を持つことが出来、とてもやりがいを感じて働ける仕事です。